外国語教育研究所概要
外国語教育研究所とは?
久留米大学の全学の外国語教育を各学部の協力のもとに統括する部門です。外国語教育の向上発展に資することも、私たちの存在理由です。
どのような構成?
英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、(学部在籍留学生対象)日本語、の各教育部門から成ります。
スタッフの規模と仕事内容は?
9名の外国語専任教員が、約70名の非常勤講師と若干名の学部所属専任教員の協力を受け、さまざまな科目のコーディネーションと授業担当を行いつつ、*外国語教育、言語、文化などについて研究に取り組んでおり、研究成果を、各専門分野の学会や専門誌上で発表しています。研究所が発行する「外国語教育研究所紀要」に論文を掲載することもあります。
*(コーパス言語学、言語テスティング、カリキュラム開発、多文化教育、など)
設置はいつ頃?
1993年4月に設置されました。
どのような理念に基づく組織?
本研究所の理念は「言語教育を通じて多言語、多文化が併存する世界において学生のグローバルコンピテンスを育成し、持続可能な地域発展に貢献できるようにすること」である。その際、次の諸点を教育目標として重視する。
-
相互につながった今日の社会において, 自立した一員となって活躍できるよう、コミュニケーションツールとしての外国語運用能力を育成する。
-
自他の文化を理解し尊重する態度を育み, 地域文化への関心を高める。
-
生涯にわたって他者と協同し、自己開発・自己実現を達成するための基礎づくりを支援する。
以上の目的を実現するために、所員は、言語、文化および言語教育の研究に励み、世界の動向に適切な対応をつねに心がける。研究所の理念を踏まえた、所の有する教育研究の成果などを生かし、地域の団体や行政・企業などと連携しながら、社会のニーズに応える社会連携・社会貢献を行う。
カリキュラム編成・実施方針は?
・基礎から実際の言語使用まで、学習者の熟達どやニーズに応じた形で科目を体系的に配置する。
・様々なコミュニケーション方法で言語使用をすることを念頭に置く。
・学生の複眼的視野を構成するために、文化比較の内容を取り入れつつ、カリキュラムを編成・実施する。
・グループとして力を発揮できる人材を育成するために、他者と協同して学習に取り組む科目を設ける。
グローバルコンピテンス
グローバルコンピテンスとは、地域社会、グローバル社会そして異文化に関わる問題を考察し、他者の視点や世界観を理解し、その価値を認め、異文化の人々とオープンに適切かつ効果的なコミュニケーションをとり、共同体としてのグローバル社会の繁栄と持続可能な発展の為に行動を起こす能力である。
Global Competence is a multidimensional construct that requires a combination of knowledge, skills, attitudes and values that can be successfully applied to global issues or intercultural situations. Global issues refer to those that affect all people, and they have deep implications for current and future generations. Intercultural situations refer to face-to-face, virtual, or mediated encounters with people who are perceived to be from a different cultural background.